屋根の豆知識

屋根修理の訪問営業には注意が必要!被害を回避するための方法について

屋根修理の訪問営業には注意が必要!被害を回避するための方法について

戸建て住宅に住んでいるとさまざまな種類の訪問販売の業者がやってきます。
宝石や羽毛布団などの品物を販売する業者、シロアリ駆除のようなサービスを行うという業者、屋根修理や外壁塗装などの工事を行うという業者などさまざまです。
もちろん中にはまともな業者もあるのですが、悪質な業者が多いというのも事実です。
そこでここでは屋根修理の訪問営業にはなぜ注意しなければならないのか、被害にあわないようにするためにはどうすれば良いのかといったことについて紹介していきたいと思います。

屋根の訪問販売には悪質な業者が多い

訪問販売のすべてが悪いというわけではありませんが、悪質な訪問販売が多いのも事実です。
消費者センターには年間数千件の相談が来ており、屋根工事の訪問販売に関するものも多くなっています。
そこでまずは屋根工事の訪問販売に騙されないためのポイントについて述べていきます。

なぜ訪問販売に悪質な業者が多いのか

まずそもそもの話なのですが、優良な屋根補修業者、評判の良い業者は訪問販売など行っていません。
行わないどころか会社内の取り決めで禁止しているところもあるほどです。
世間一般的に「訪問販売」というもの自体が良いイメージを持たれておらず、実際に色々な業種において悪質な訪問販売が多いという事実もあります。
突然家を訪問してきても「いらない」と言ってすぐに断ってしまうことが多いという経験が多いという人もいるでしょう。
それほど悪いイメージを持たれている訪問販売をあえてやっているということは訪問される側の考えやイメージを無視して何か別の考えがあってやっていると言えるでしょう。
こうした考え方が客優先主義の優良業者との違いだと言えます。

仕事の取り方が根本的に異なっている

屋根の補修工事を行っている業者の中でも優良業者といわれている業者は客に対して誠意を持って接し、丁寧に補修作業を行います。
そうして良い仕事をすることが地域での評判になったり、サイトの口コミで良い評価がされたりしていきます。
その良い評判を聞いたり見たりした人が、その業者に仕事を依頼をすることとなります。
こうして良い評判が絡んで仕事がつながっていくのです。
そのために優良業者は訪問販売などする必要がありませんし、実際に行わないのです。

しかし悪質な訪問販売の業者には良い評判がありません。
そのため良い口コミが広がって仕事が入ってくることがないので、自分たちが訪問して仕事を取りに来るのです。
この訪問についても事前にアポイントメントを取って約束した上で来るわけではありません。
客側の都合を無視して突然やってきます。
その際にはとにかく不安を煽るようなことだけを言ってきます。
・外から見ていて屋根が割れている
・放置していると建物が崩壊するかもしれない
・早く修理しないと状況が悪化する
といった内容です。
親切そうなアドバイスのようですが、中身はただただ焦らせる、不安にさせる内容です。
しかもその内容は真実の内容ではありません。
本当に屋根にトラブルが起きているのであればありがたい訪問と言えるかもしれませんが、そもそも壊れていないのだから補修する必要もないのです。
そんな内容で突然訪れてくるために悪質と言われるのです。

提示してくる契約の内容も悪質である

実際に訪問の仕方が悪質であったとしても必要な工事を適正価格で行ってくれるのであれば問題ないということになります。
「悪質」と言われるのは、
・工事が適切な工事ではない
・値段が法外な値段である
のどちらか、もしくは両方が当てはまるために悪質とされます。
もともと以上が無かった屋根をその業者が壊した、割った、ズラしたということがあるのです。
そうして自分で壊しておいて自分たちで補修するのですが、その工事自体も手抜き工事だったり、粗悪な材料を使って工事を行ったりするのです。
こうして適当な工事が行われる場合があります。
また、費用についても優良業者が示す費用よりもはるかに高い金額を提示してきます。
少しでもお得感をだすために最初に「100万円」といってきた上で、「今ならキャンペーン中」などを言い訳にして「50万円」まで値下げしてくるようなパターンが多くなってきます。
この値段設定についてもまったく根拠のない価格ですので、提示してくる金額はまったく当てにならないものだと言えます。
もちろん優良業者は曖昧な値段を提示してきませんし、よくわからない値引きなどもしてきません。

屋根の訪問販売の手口とはどんなものか

「騙されるつもりはない」という人でも時には騙されてしまうことがあります。
それは悪質な業者が巧妙な手口で仕掛けてくるからです。
ここではそんな手口を紹介していきます。

最初は「無料」をとにかく主張してくる

屋根工事の訪問販売の入り方としてもっとも多いのが「無料で屋根を点検してあげる」というものです。
無料と言われることで安心してしまい、屋根に上げてしまうことがあるのです。
こうして業者を屋根に上げてしまうと自分は屋根の上が見えないので屋根の上で業者は好き勝手できてしまうということになります。
屋根材を割ったりズラしたりした上で、そこを撮影して屋根から降りてきてその画像を見せるのです。
何も知らない家主がその屋根材が割れている画像を見て不安に思ってしまいます。
こうして家主が不安になった所に「今なら安く補修工事ができますよ」とつけこんでくるのです。
最初に無料をとにかく押してきますが、それに騙されないようにしましょう。
そして絶対に屋根の上にあがらせないということが何より重要です。
弊社ももちろんお見積りは無料ではありますが、それは当然の事であり、お客様にわざわざアピールするようなものでもありません。

細かい点検や調査をすることなく金額を提示してくる

本来屋根の補修工事を行う際には専門の業者が屋根の上にあがって、どういったトラブルが起きているのか、トラブルの発生場所はどこなのかということについて細かく点検をしていきます。
そのうえで、どういった工事が必要なのか、どういった材料を使って補修工事を行うのかということを算出して見積もりをだしていきます。
当然かなりの手間と時間をかけて出さなければいけないものですので、すぐに出せるようなものではありません。
しかしこうした訪問販売の業者は屋根から降りてくるとすぐに金額の概算を出して提示してきます。
当然ここで出てくる数字には何の根拠もないので、まったく当てにならない見積もりです。

今だけ特別というのをとにかく言ってくる

業者としてはそこで契約まで持ち込みたいので、とにかく畳みかけるように詰めてきます。
この時、よく言われるのが「今だけ特別」という言葉です。
本当はこの金額だけかかるのですが、今日契約してくれるなら大幅値引きができるということを言ってきます。
さらによく使われる方式として「キャンペーン中」というものもあります。
これらを使って焦らせた上で契約をごり押ししてくるようであれば危険だと思いましょう。

もう一つ、割引の言い訳として「モニター商法」というものがあります。
これは自社のモニターに選ばれたので格安で補修工事ができるというものです。
このモニター商法は悪徳訪問販売の手口として扱われるもので、特に注意しなければいけない手法の一つとなっています。

もし焦って契約してしまっても落ち着いてクーリングオフをすれば問題はない

悪質な訪問業者と契約をしてしまったと知ったら焦ってパニックになってしまう人が多く、落ち着いて判断ができなくなってしまうことでより状況が悪化してしまう場合があります。
まず訪問販売の悪質業者と契約してしまったと思った場合でも落ち着いて対応することが重要です。

屋根修理を行っている訪問販売の業者と結んでしまった契約でも正式な契約であることには違いありません。
そのため、契約を結んでしまったとしてもクーリングオフ、契約解除を行うことが可能です。
クーリングオフを行うことができる期間は「契約書を受け取った日から8日以内」となっているので、この有効期間のうちに手続きをしましょう。
まずは契約を結んだ相手に電話連絡をする、クーリングオフをしたいという内容の通知書を送ることとなります。

記載する内容は以下のようなものです。
・「契約の解除通知」と大きくタイトル、題名を書く
・契約書を受け取った日付を書く
・商品名、工事名、工事内容を書く
・相手側の会社名、担当者名を書く
・契約金額を書く
・「契約解除をしたい」という文言をはっきり書く
・クーリングオフの通知書を書いた日の日付を書く
・自分の名前と住所を書く
これらの内容を記載した通知書を相手側の訪問販売業者に送るのですが、届いていても「届いていない」「受け取っていない」「有効期間の日にちを過ぎている」などとごねてくるようなこともあります。
届いていないといったトラブルが起きないように「配達証明郵便」「内容証明郵便」「配達証明」といった郵送の配達記録が残る送り方で送るようにしましょう。
普通郵便だけで送ってしまうと郵便事故の可能性もありますし、届いていないと言われるようなトラブルの原因になるので避けましょう。
通知書を相手側に送付するという記録が残る契約解除の手続きをすると同時に相手側に電話で断る、連絡をするというのも重要です。
こちらがクーリングオフしたいという意思を表明しているにも関わらず、相手側がクーリングオフを行わせない、妨害をするというようなことがあれば、相手側が改めて「クーリングオフができることを記載した書面」を用意して送付しなければいけません。

まとめ

屋根修理の訪問販売をしている業者はさまざまな手口、方法を使って騙そうとしてきます。
それらの手口を知った上で対応していけば悪質な業者に騙されることはないでしょう。
基本的には「必要ない」とはっきり断ることが何よりも重要だと言えます。
さいたま市でも訪問販売はいまだに多く存在足ます。
もし、「屋根に関することで不安な事を言われた」「心配になった」という方はご相談からでも結構ですので、お気軽にお電話ください!

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