屋根の豆知識

屋根修理と外壁塗装を一緒にするとお得な理由

建物は地震などの災害がなくてもある程度の年月が経つと経年劣化していきます。
屋根部分も破損したりする場合もありますし、表面の塗装が色褪せてしまうこともあります。
これは外壁も同様で、塗装を塗り直ししなければならないということがあります。
こういった屋根の修理や塗装、外壁塗装はバラバラにするのではなく、まとめてしてしまった方が得になる場合があります。
そこでここでは屋根のメンテナンスと外壁塗装を一緒にすると得になる理由について紹介していきたいと思います。

屋根修理と外壁塗装を一緒にしてしまうメリットとは

屋根と外壁をバラバラに塗装するよりもまとめて行ったほうが効率的にできる場合があります。
ここではその理由について順に紹介していきます。

足場費用などを含めて費用を抑えることができる

屋根塗装と外壁塗装をバラバラに行う場合、それぞれの工事を行う際に
・足場の組み立てや解体費用
・養生費用
・職人の出張費用
などがかかってくることとなります。
これらとは別に「屋根塗装」「外壁塗装」の費用がかかってくることとなるのですが、これらの工事をまとめてしてしまうことによって「足場費用」「養生費用」「出張費用」などは1回分で済むということになるのです。
屋根の塗装を行う際には屋根足場を組む必要があるのですが、この際も外壁足場を組む必要があります。
つまり一緒にやってしまえばそれだけ足場を組む回数を削減することができるのです。
足場の組み立てや解体には15~20万円ほどの費用がかかります。
この分のコストを抑えることができるというメリットがあるのです。

工期を短縮することができる

屋根の工事と外壁の工事をバラバラにした場合、足場の設置や養生の準備などがそれぞれで必要になるため作業量が増えます。
また、それぞれの工事を行う前の業者による事前調査や打ち合わせなどもそれぞれで行わなければならないこととなります。
屋根の工事と外壁の工事を一緒にしてしまえば、それらが1回で済みますので合計の工期を短くすることが可能となります。
屋根の工事や外壁の工事を行っている期間はどうしても移動などが制限されて不便になるため、工期が短くなるというのは大きなメリットだと言えます。

屋根と外壁の組み合わせをそろえることができる

屋根と外壁の工事を同時に行うことで屋根の色合いと外壁の色合いを合わせやすくなります
これは素材や製品の種類を合わせるという意味もありますが、経年劣化を合わせるという意味もあります。
屋根や外壁のどちらかを塗装し直して新しくしたとしても、もう片方が時間が経っていて色褪せたりしていると見た目にもバランスが悪くなってしまいます。
これはバラバラに工事を行うことでどうしても出てきてしまうものだと言えます。
見た目のバランスを合わせるため、美観を整えるためにも一緒に工事をした方が良いと言えるでしょう。

屋根修理と外壁塗装を一緒にしてしまうデメリットとは

屋根の工事と外壁の塗装は一緒にすることについてのメリットが多いのですが、実際にはいくつかのデメリットも発生します。
そういったデメリットについても確認しておきましょう。

1回にかかる工事費用が高くなる

屋根と外壁の工事を1回にまとめて行うことで、その1回の工事費用が高くなるということがあります。
もちろん屋根工事と外壁塗装をバラバラに行ったほうが合計金額は高くなるのですが、その時の1回の費用としては合わせて行った方が高くなってしまいます。
事前調査の上で見積もりを行い、どうしても予算が足りないという時にはどちらかを選んで行うこととなるでしょう。
この際、ひどく傷んでいる、ひび割れしている、雨漏りの原因となっているという要素が強い方から工事を行うと良いでしょう。
ただ、これはあくまでも緊急性が高い場合であり、やはりトータルの費用で考えれば合わせて工事を行ったほうが得になるのは間違いありません。

1回にかかる工期が長くなる

これも理屈的には同じものです。
屋根工事と外壁塗装を合わせて行うことで、1回の工事の工期が長くなってしまうということがあります。
これもトータルで考えれば、バラバラに工事をした方が工期の合計日数は長くなることとなります。
バラバラで工事を行う場合にはそれぞれの工事で足場を組み立てたり、解体したりする必要性があるためです。
ただ、屋根の塗装と外壁塗装を合わせて行う場合はそれだけ1回の工事は長くなるため、どちらが良いのかは人にもよります。
屋根塗装や外壁塗装を行う間は、外で洗濯物を干せない、養生のために家の中が暗くなるといったことがありますので、そういった期間が長いのは耐えられないという人には工期は短い方が良いでしょう。
これもメリットとデメリットを含めて考えることになると言えます。

屋根修理と外壁塗装を一緒にしてしまう時の流れとは

屋根修理と外壁塗装を一緒にする際の流れを紹介していきます。
バラバラに工事をする場合と同じ部分もありますし、少し違う部分もあるので確認しておきましょう。

塗装を行うタイミングで工事を計画する

屋根と外壁の塗装工事については一般的に10年ほどでメンテナンスの時期となります。
どういった塗料が使われているのかにもよりますが、特に耐用年数が長い塗料でない限りは10年ほどを目安にすると良いでしょう。
この時期に合わせて工事を計画していくとスムーズなのですが、ケースによっては10年経っていなくてもすぐに工事をした方が良い場合もあります。
・コーキングが剥がれている    
・塗料が剥がれている、浮いている 
・チョーキング現象が起きている  
・ひび割れが起きている      
・激しく色褪せしている      
・雨漏りが発生している      
といった時にはできるだけ早く業者による調査を依頼した方が良いでしょう。

近隣住民へのあいさつと足場の設置

塗装工事を行う際には近隣の住民にも迷惑をかける場合があります。
塗料が飛散したりはしないように養生が行われますが、足場の設置や工事車両の走行などでどうしても迷惑がかかる部分があるのです。
近所づきあいのためにも、後のトラブルを防ぐためにも近隣住民へのあいさつは行っておいた方が良いでしょう。
あいさつが済むと足場を組み立てていきます。
屋根修理と外壁塗装を一緒にする場合は同じ足場を使えるようにしますので、それを踏まえた設置の仕方になります。

当然、ウェルスチールでは施主様に代わってご近所様へのご挨拶を行わせて頂いております。

高圧洗浄から下地処理

塗装を行う場合には屋根、外壁ともにいきなり塗料を塗っていくというわけではありません。
屋根や外壁にはゴミやほこりなどがついていますので、まずはそれらを除去しなければいけないのです。
洗浄を行う際には高圧洗浄機を使用します。
強い水圧によって汚れ、ゴミ、ほこりなどをすべて除去していきます。
高圧洗浄を行うと十分に乾燥させる日程が必要となります。
その後、ひび割れや膨れなどがないかどうかを確認しながら下地処理を行っていきます。
下地が適切に処理をされていないまま塗装を行うと、しっかりと塗料が外壁に密着せずに剥がれてしまう原因となります。

養生処理を行う

塗装を行う際には他の部分に塗料が飛散しないようにしっかりと養生を行います。
窓ガラス、水道管、ガスメーターなどをカバーするだけでなく、車や自転車など広い範囲にわたって養生を行います。
この際、近隣にも塗料が飛散しないように養生シートを利用することがあります。
屋根足場に設置するものですが、これがあると近隣の人も安心できます。
塗料の飛散、付着などは後でトラブルになりやすい要件ですので、養生処理は確実に行われる必要があります。

塗装を行っていく

ここまで下準備ができたら本格的に塗装を行っていくこととなります。
基本的に塗装は一度塗るというのではなく、「三度塗り」を行います。
これは「下塗り→中塗り→上塗り」という順で3回塗装を行うというものですが、順番としては、
・屋根の下塗り
・外壁の下塗り
・十分な乾燥期間
・屋根の中塗り・上塗り
・外壁の中塗り・上塗り
という順に行われていきます。
この際、下塗りの後にも十分な乾燥期間が必要となります。
下塗りをしっかりと行うことが、塗料の性能を最大限に発揮させることにつながるということを押さえておきましょう。

最終確認、完了検査を行う

塗装工事が終わると現場監督者が完了検査を行います。
この時に不備があれば、その部分を修正することとなります。
現場監督者の完了検査が終わった後には依頼主にも確認をしてもらうこととなります。
ここで問題がなければ検査完了となります。

足場の解体、養生の回収、引き渡し

塗装工事が終わると足場を解体していきます。
また、飛散防止に設置していた養生シートなどもすべて回収していくこととなります。
足場を解体したら撤去作業を行い、養生も含めてすべて撤収していきます。
撤収作業が完了すると完成となり、引き渡しが行われます。
この際、「塗装工事完了報告書」「保証書」などが発行されますので、業者から受け取るようにしましょう。

塗装工事を行う際には「乾燥期間」も必要となりますし、そもそも雨の中では作業ができないということもあり、予定していた期間よりも長くかかる場合があります。
しかし工期を間に合わせるために下塗りを省いたり、十分な乾燥期間を取らないというのは施工不良につながることが多いためおすすめできません。
それらを含めて、天候の良い時期に1ヶ月ほどの工事期間をとって工事を行うことが基本となります。

まとめ

屋根修理と外壁の塗装を一緒に行うということにはデメリットもあるものの、メリットの方が多くあります。
特に「合計の費用が安くなる」「合計の工期が短くなる」という2つのメリットは非常に大きなものとなります。
他にも美観を整えやすくなる、メンテナンス時期を合わせやすくなるといったメリットがありますので、ぜひ屋根修理と外壁の塗装は一緒にしていくようにしましょう。

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