さいたま市緑区にて屋根修理〈スレートから横暖ルーフにカバー工法〉

• 2023.05.31

• スレート屋根修理
• 板金屋根工事

施工前の様子

こちらが施工前の様子です。

一部、スレート屋根のヒビ割れや「棟換気」と呼ばれる板金に釘の緩みが見受けられました。

棟板金の釘に浮きや緩みが発生し、台風や強風などで飛散するケースは非常に多く、その影響で下地の劣化や雨漏りなどに繋がる場合もあります。

使用する板金の材質にもよりますが、一般的に棟板金の耐久年数は15年〜25年と言われています。

築20年程のご住宅にお住まいの方は特に注意が必要です。

【参考サイト】

▷屋根の「換気棟」とは？役割やメリット・デメリットを解説

▷屋根の「棟板金」とは？役割や雨漏りの原因・予防策

施工中の様子

棟板金撤去

まずは、棟板金の撤去から行います。

板金カバーを取り外し、固定するための下地材「貫板」の撤去まで行います。

御覧頂いた木材の板が貫板と呼ばれる下地材です。従来の棟板金ではこの木製の貫板が広く使用されています。

木製のためメンテナンス費用も比較的安価に行えますが、デメリットとして水による腐食が発生します。

上述した通り釘の浮きや緩みが発生していた場合、そこから雨水が侵入し下地である貫板が腐食を起こします。

その結果、板金カバーが飛散し更なる二次被害へと繋がる可能性があります。

ルーフィング

棟板金を全て撤去した後、ルーフィング（防水シート）の取り付けを行います。

ルーフィングとは屋根材から侵入した雨水を下地へ染み込ませないための二次防水の役割を担っています。

実質、雨水を最終的に留める屋根の要となっており、ルーフィングが破損しない限りは雨漏りが起こらないとまで言われています。

ルーフィングにも様々な種類や性能がありますが、ウェルスチールでは田島社の「PカラーEX+」を使用しています。

改質アスファルトルーフィングと呼ばれるアスファルトに合成ゴムや合成樹脂を混合されており、低温性状や高温性状を改良できるようになった、通常のアスファルトルーフィングよりも耐久性を向上された下葺き材です。

横暖ルーフ葺き

ルーフィングの上に新調した屋根材を葺いていきます。

今回使用する屋根材はニチハ株式会社の「横暖ルーフ」です。

現在、主流となっている「ガルバリウム鋼板」屋根材で、耐用年数は40～50年と優れた耐久性があります。

断熱性や耐候性が高く、メーカーによる長期保証が付いた屋根材なので、施工後も安心して暮らして頂けます。

【参考サイト】

▷横暖ルーフとは？メリットやデメリット、メンテナンス費用を解説

▷スーパーガルテクトってどんな屋根材？特徴やメリット・デメリットを徹底解説

貫板「タフモック」

貫板の取り付けを行います。

こちらが樹脂製の貫板「タフモック」です。

木製のデメリットであった腐食ですが、タフモックは樹脂製なため雨水による腐食の心配がありません。

耐久年数も非常に長く約30年と言われています。木製と比較して工事費用はかかりますが台風や強風の際に棟板金が飛散してしまう心配も無くなり、よりご住宅の長持ちにも繋がります。

定期的なメンテナンスにかかる費用と比べても、長期的にみた場合にはお得になります。

棟板金

大屋根の棟板金を取り付けて、完了です。

下屋根

下屋根も大屋根と同じ工程で施工を進めます。

下屋根の棟部分と「雨押さえ」と呼ばれる雨漏りが発生しやすい箇所には、ブチルテープを使用します。

防水性、気密性に優れたブチルゴム系粘着テープです。要防水箇所には必ず使用し、雨漏りのリスクを軽減します。

下屋根の「雨押さえ」にもタフモックを取り付けます。

下屋根の棟も取り付けて完工です。

完工後の清掃

施工中も勿論ですが、完工後にも屋根を拭き上げます。

施工作業中についてしまった屋根材の靴跡や汚れを拭き、ご住宅の周りに端材や汚れがないか確認します。

工事後に得られる効果

今回の工事により屋根の耐久性を得られ、長期的に雨漏りの心配が無くなりました。

また、塗装工事や屋根修理など、足場が必要な工事をまとめて工事を行ったことにより足場費用の削減に繋がりました。
ウェルスチールでは外壁塗装から屋根修理まで全て自社でまとめて施工させて頂きます。

さいたま市で屋根修理をご検討の際は、是非、ウェルスチールにお任せください！

さいたま市の施工実績

現場住所	さいたま市緑区
施工内容	屋根修理（スレートから横暖ルーフにカバー工法）
施工箇所	屋根フルリフォーム
施工期間	約１週間
使用屋根材	横暖ルーフ〈ニチハ〉
使用下葺き材	PカラーEX＋〈田島ルーフィング〉